小劇場と映画館の決定的違い。演劇人のまなび。

昨日、セミナーズ2013 第2回オムニバス公演「第二の野望」を観劇してきました!

 

2015年11月に開催したMusic Film Liveで上映された「Oh!パイパニック」の出演者が3人もでていたので監督だった僕は行かないわけにはいきません。

Oh!パイパニック

楽しんできました。

4つの団体による短編のオムニバス公演で4度おいしい舞台でした。

短編の神様と言えば、星新一ですが、短編は短編の難しさがあり、ハッキリ言えばシリアス系は不利!コメディが有利。

案の定、コメディのウケはよく客席から笑いがこぼれ落ちていました。

「衣装部屋」と「ハッピー・クレイム・キングダム」はとても面白かった。

もちろん、我らが「Oh!パイパニック」出演者、かつての同士(これからも同士)のチャレンジ精神もすばらしかった。これからに期待だ。

小劇場のここが嫌いだ

さて、そんな小劇場ですが、いつも思う、小劇場のここが嫌いだ。
小劇場が嫌いなわけではないです、好きだからこその「ここが嫌いだ!」です。

  • 椅子がパイプ椅子
  • トイレが男女合わせて1つしかない
  • 絶対バリアフリーじゃない
  • 子供もお年寄りも楽しめないジャンルの狭さ
  • 途中退場が絶対に許されない圧迫感

まず、このすべてのポイントを踏まえると、これからの高齢化社会では絶対に生き残れない業種であることは確か。
小劇場の芝居が自然と独身20~30代男女という方向に自然とセグメント化されていく傾向があるけど、これは卵が先かニワトリが先かと同じで、そもそも会場自体の環境に耐えうる人種がその辺であるということもあると思う。

色々な人が足を運べるようになれば、ウィークデー公演だって満員になると思う。

僕の場合、親になってから土日は家族で過ごすことが多い為、ウィークデー公演がないと厳しいことが多い。

それと出演者や運営サイドが抱える最も大きな問題点

それは集客。そもそも20代30代の興味のある人しか誘えないような環境で集客がうまく行かないのは当然なのかもしれない。

では、なぜ、それが改善されないのか?

それは、ビジネスモデルに問題があるように思う。小劇場側にとって、顧客はあくまで芝居を作る人たち、劇団や演劇ユニットになる。もちろん、エンドユーザーは観に来る観客なんだけど、直接、お金を受けとるのは演劇人からになる。

会場と観客はつながっていない→観客に優しくない構造が継続される。

時々、こんな椅子に2時間も座れるか!とつっこみたくなるような椅子があったり、確実に尻が壊れるというようなカチカチに固い段に座らされることもある。

彼ら(演劇人)が劇場にお金を払う以上、劇場側の商売は成立する。仮に観客がゼロであっても、満員御礼であっても全く関係ないのだ。その為、観客の声は届かない。また、観客もまた演劇人が多いのでそんな会場に慣れているというのもある。演劇人以外の外からの風が入り込まないのと、観客が劇場の直接の顧客ではないから改善され続けないのだと思う。

これは結局、ライヴハウスも同じ構造なんですよね。

こういう部分、映画館を見習って欲しいと思っています。映画館は映画館それ自体がお客さんを呼ぼうと戦略を練ります。コンテンツを選びます。環境を整えます。そして、映画を見る人口はどんどん増えるわけです。

会場が観客を呼ぶ!という理念があれば、自然と椅子は映画館のような椅子になるし、通路はバリアフリーになるし、おトイレも100人に対して1つなんてことにはならないはずなのです。

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